新学習指導要領に、1人1台の情報端末活用などを始めとするICT環境整備の必要性が明記された。デジタル教科書・教材による効率的な一斉指導や個別学習、特別支援教育向けの活用や学習者用教科書による主体的な学びの実現、クラウド活用とビッグデータ分析による学習評価ツールとしての活用など様々な可能性が拡がっている。
学習者用情報端末等の授業活用が始まっている。
児童生徒の活用事例で多くみられるのが、理科の実験を撮影して振り返る、体育実技や演技を撮影して振り返り模範事例と見比べるなどの情報端末のカメラ機能を活用した事例だ。
「くらべるムービー」(大日本図書)はタブレットPCなどで活用できる学習アプリ。斜面を転がる球体の実験、部活動でのシュート練習、立ち幅跳びなどのフォームの確認など様々な授業や活動を「撮影・確認・比較・共有」することができる。
タブレット端末をいち早く導入した荒川区の要望で開発したもの。Windows版、iOS版、デスクトップ版がある。
大日本図書はこのほど、「くらべるムービー」の基本操作を紹介する動画をYouTubeにアップした。
撮影方法や再生画面への書き込み方法、保存方法、保存ファイルを並べたり重ねたりしながらの比較やストロボ再生の方法、撮像の共有方法などが6分30秒でわかる。
「くらべるムービー」は1ライセンス500円(Windows/iOS版)。デスクトップ版は10ライセンス5000円(Windows版のみ)。
www.youtube.com/watch?v=RJHc0oxq7ok
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2018年6月4日号掲載