同学大学院で社会科教育法担当の唐木清志准教授は、将来教員となる院生が教科書のデジタル化に柔軟に対応できるよう、デジタル教科書の活用法についての授業を行っている。現在は大学院1年生に対して、デジタル教科書の意義及び使い方について指導。「学生の反応は良い。デジタル教科書を活用した教材開発にも、柔軟に対応できそう」と感じている。
唐木准教授が活用しているデジタル教科書は、中学校の社会科(地理的分野・歴史的分野・公民的分野)。デジタル教科書の指導をきっかけに、学生の教材開発能力が一層高まると考えている。
本年11月には、デジタル教科書等の使い方を学んだ院生が、実際に中学校で授業を実施する予定だ。「通常の授業に比べ、デジタル教科書を使用した授業において、生徒がどのような反応を示すのか、その反応を知ることで、学生のデジタル教科書への関心はさらに高まるのでは」と話す。
【2012年6月4日号】
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