平成30年夏の異例の猛暑続きから、児童生徒の健康への影響が懸念され、学校現場のエアコン設置が急速に進んでいる。しかしエアコン設置は学校設置者が主体となることから、自治体間格差が問題となっている。公立小中学校の普通教室で設置率が最も高いのは東京都(99・9%)で、暑い地区でありながら奈良県、愛媛県、長崎県は1割以下の設置率だ(文部科学省「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査」2017)。そこで、各校単位で実施できる熱中症対策として、体育館などに大型循環送風機を導入する学校が増えている。
大型の業務用機器を取り扱うナカトミは、広い空間の送風・換気・循環向け「ナカトミ ビッグファンシリーズ」を用意。暑熱対策として広範囲に大風量を送り、空気を循環させて湿度のムラを解消する。エアコン効果の補助としても活躍する。
キャスター付きで移動しやすく、使用したい場所で幅広く活用できる。倒れにくい頑丈な設計で、上下方向の風向き角度の調節も可能。(BF―125Vは不可)電気代は50Hzで1時間約4~15円。
単相100V電源で家庭用のコンセントで使用できる。
ファンのサイズは4種類(直径60㎝、75㎝、100㎝、125㎝)。設置スペースにより選ぶことができる。
安全面にも配慮した専用ネットを別売で用意。
教室にエアコンが設置されている地区であっても体育館には設置されていないケースも多い。体育館での部活動、防具を身に付ける剣道などの活動をする屋内運動場、熱がこもりやすい部室やロッカールームなどの環境改善に役立つ。
全校集会など運動以外の場でも児童生徒が熱中症になるケースも頻発したことから、猛暑時期が過ぎても熱気対策には注意が必要だ。
同社は東日本営業所(埼玉県越谷市)、新潟営業所(新潟県燕市)、西日本営業所(福岡県大野城市)に、全ての製品を展示するショールームを設置している。大型で手に取りにくい製品が多いため、実際に製品を見て、その効果を体感してもらうことがねらいだ。▼詳細URL=www.nakatomi-sangyo.com/
TEL=026・245・3105
教育家庭新聞 新春特別号 2019年1月1日号掲載