働き方改革の推進と防災対策に向けて学校の施設整備が進む中、自動音声応答装置や緊急地震速報受信装置を導入する自治体が増えている。通信機器メーカーのタカコムでは、学校や公共施設に向けた各種ソリューションを提供している。
3回線音声応答装置『AT―D39SⅢ』は、3回線同時の電話に対応できる留守番電話だ。最大9通りのメッセージ録音ができる。
録音媒体はフラッシュメモリカードを採用。装置から抜いても録音メッセージは消えない。
離れた場所から「応答メッセージ録音・再生」「マニュアル/タイマー応答のセット・解除」「マニュアル応答切替」の操作も可能で、外出先でも対応できる。時間外の留守応答の自動化で教員の残業抑制につながることが期待できる。
さらに別売のカードライトアダプタ「CWA―200」により、PCのテキスト入力でメッセージを作成できる。タイマースケジュールもPCで登録できるので、年間を通して「応答セット・解除」「メッセージ切替」の操作を自動化できる。アナウンサーの手配、メッセージ作成、タイマー操作の負荷の軽減が可能だ。
緊急地震速報電話ページング装置『EDR―200A』は、緊急地震速報の放送を低コストで簡単に導入できるものだ。
民放FMラジオ局及びNHK―FMラジオ局から放送される「緊急地震速報」を受信して、学校の電話機や放送設備のスピーカーから緊急地震放送を行うことができる。
放送はFMラジオの音声を送出する「ラジオ放送」、あらかじめ本装置に録音されている「固定アナウンス」、任意で録音する「独自アナウンス」のいずれかを選択。「独自アナウンス」は施設や環境に合わせた適切な放送ができる。
緊急地震速報の放送から強い揺れが来るまでの時間はごくわずか。あわてず適切な行動をとるためには日常的な訓練が重要。テスト放送で学校の避難訓練に利用できるのも利点だ。▼詳細=https://www.takacom.co.jp/
教育家庭新聞 新春特別号 2019年1月1日号掲載