9月に公表された「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」(平成24年3月・文部科学省)の詳細版によると、小学校29・4%の6181校、中学校17・3%の1699校、高等学校3%の111校、特別支援学校6・9%の68校、計8061校が何らかのデジタル教科書を整備している(英語ノートはカウントせず)。
また、「第8回教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」(平成24年5月・日本教育工学振興会)によると、デジタル教科書を「全校に導入(予定含む)」している教科は、国語、算数数学、外国語、理科、社会、技術家庭の順に多い。
一方、導入の際に優先度が高いと考えられている教科は、算数と理科が高く、次いで国語、外国語、社会の順。
なお政令市・中核市・特別区など比較的規模の大きい地区では、国語、外国語の優先度が目立って高い。
指導者用デジタル教科書の機能について、教科書の内容に関する動画や音声、画像などのコンテンツについては8割以上の教員が、教科書掲載の本文や図版の拡大、図やグラフなどのシミュレーション機能については7割以上が、役に立つと考えている。
【2012年10月8日】
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