夏休みの課題に読書を取り上げ、「夏休み読書チャレンジ計画」を子どもたちに作成させましょう。なお、計画実行で重要なのは「意欲・目標」「読む本」「支えてくれる人」です。
まず、各自が具体的な目標を立てます。例えば、毎日20分は読む、1日10ページは読む、30冊は読む、1000ページは読む、いろいろなジャンルの本を読む、などです。
次に、読んでみたい本一覧を一緒に作ります。友だちや先生方からのおすすめ本リストのプリントを作成し、配布します。プリントには子ども自身が読みたいと思っている本や夏休みの途中で読みたくなった本を書き込むスペースも作っておきます。学校図書館で読みたい本を探し、プリントにリストアップします。これで、夏休みに読む本のリストが簡単にできあがります。
そして、目標が継続・達成できるように励ましたり、読んでいる本に共感したりしてもらえるように、家庭への働きかけをします。夏休みは親子で本を通して絆を深めるとても良い機会です。親からの読み聞かせだけでなく、子どもに読み聞かせてもらう、一緒に読む、子どもが読んだ本を親も読んで話し合うなどの親子読書や、一緒に図書館に行くこともすすめます。できるだけ学校図書館の開館も行います。
さらに、「夏休み読書チャレンジ計画」に対して実践の記録を残すことで、達成感もしっかり味わえることでしょう。
【2013年6月17日号】