「第14回修学旅行ホームページコンクール」の表彰式が3月17日に都内で行われ、小学校97校、中学校115校、高校109校の応募の中から、シンガポール日本人学校小学部チャンギ校が文部科学大臣賞(大賞)を受賞した(主催=公財・全国修学旅行研究協会)。
■シンガポール日本人学校小学部チャンギ校
大賞のチャンギ校はバリ島への 修学旅行を行っている |
表彰式には4月から校長として現地に赴任する山越清寛先生が出席し、「現地では今回の受賞で大変盛り上がっていると聞いている。賞状と記念品の盾という大変よいお土産を持って赴任できることになった」と喜びを語った。
■太宰府小学校
小学校部門優秀賞は昨年に引き続き、福岡県太宰府市立太宰府小学校が受賞。同校では1年生から情報教育に力を入れており、修学旅行HP(www.dazaifu‐e.ed.jp/〜dazaifu‐e/26_syuugaku/26_top.html)の制作は、6年間の集大成。
構成がしっかりしており、少人数の班毎に詳細なパワーポイントの報告が作成されている点などが評価された。
■興東中学校
中学校部門優秀賞は奈良県奈良市立興東中学校が受賞。生徒の活動がよく分かるように作りこまれ、ほぼ動画で構成されている修学旅行HP(www.naracity.ed.jp/jhs01/index.cfm/13,0,28,html)は斬新だと、高い評価を受けた。
■小野高等学校
高校部門優秀賞は前回大賞を受賞した兵庫県立小野高等学校(www.hyogo‐c.ed.jp/〜ono‐hs/67kai‐new/67‐flat‐syu.html)。構成、内容ともに優れ、リアルタイムで旅行の様子を配信するなど、保護者のニーズにも応えている。
小野高校の原潤之輔校長(受賞時)は「船が出港するときに投げたテープの芯に、お世話になった島の方へのメッセージを生徒が書いていた。日ごろの学びの成果が、こうした行為に表れたと思っている。よき伝統として引き継いで行きたい」と話した。
全修協の岩P正司理事長は「本コンクールは、優れた修学旅行ホームページの事例を募集検証し、全国に情報発信するもの。修学旅行は児童生徒にとって最高の行事で、一生の思い出となる。楽しいことだけでなく、旅行に至るまでに様々な苦労や課題があり、受賞校の修学旅行はそれらの課題を乗り越え、素晴らしいものになったと思う」と話した。
【2015年4月20日号】
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