1月1日号では、「元日号」と各紙の元日号の展示会について紹介しました。
2015年の元日新聞展は、1月9日〜1月30日(日本プレスセンター)、1月10日〜2月1日(横浜情報文化センター)の2か所で行われました。私は1月30日と31日の両日、横浜会場に行き、2日間で9時間ほど見学しました。
さて、展示された日本の新聞は約110紙(英字新聞は数紙)ありました。日本語の新聞は、専門紙やスポーツ紙を除く約90紙。これらのほとんどの新聞には、社説、1面下と社会面にコラム、社会面に四コマ漫画が掲載されていました。
全国紙でいつも四コマ漫画がない新聞が1紙ありますが何新聞でしょうか。毎日新聞は12月いっぱいでアサッテくんが終了し、2月から「桜田です!」が始まりました。ニュース記事はもちろんですが、他に社説・コラム・四コマまんがの3つあるのが日本の新聞の特徴と言えます。
全県に販路を持たない地方紙にはこの3つがないものがほとんどでした。北海道・河北・東京・中日・中国・西日本(「新聞」は省略)はブロック紙と呼ばれていますが、これらの新聞の四コマ漫画は皆「おーい栗之助」です。同じ作者の同じ漫画が全国の複数紙に掲載されていますが、白黒かカラー、大きさの違いもあります。また、複数紙掲載の漫画にはノンブルが付けられていません。
新聞名は「○○新聞」というのが一般的ですが、「新報」「日報」「日日」「毎日」などが付く新聞がいくつもあります。「毎日新聞」の他に「信濃毎日新聞」など「毎日」が付く新聞が数紙ありますが「毎日新聞」とは関係性はなく、毎日発行するという意味で、「日報」も同じ意味です。「朝日」も「新報」も早くニュースを送るという姿勢が読み取れます。「民報」「民友」という新聞は、読者(一般大衆)と共にあるということでしょう。
日本経済新聞は、地域面を除くと全国どこでも同じ紙面です、ということは他の全国紙は発行する本社(東京・大阪など)によって違いがあるということです。遠方へ旅行する時にはぜひ確かめてください。
また、発行号数の多い新聞順に、「毎日」(この2月12日に5万号)「読売」「山梨日日」「朝日」「京都」「信濃毎日」「伊勢」「山陽」「愛媛」「西日本」(新聞は省略)。発行日では、古い方から「毎日」「山梨日日」「信濃毎日」「読売」の順となります。
【2015年2月16日号】
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