1年のうちで一番ハレの日は1月1日(元日)である、と思っている人は多いでしょう。
「元日」と「元旦」とを混同している人もいますが、「元」は初めで、「旦」は太陽(日)が地平線ス上に現れ出たことを表わしており、「元旦」は1月1日の朝を指します。
この日の新聞も一番のハレの日に相応しい内容とボリュームがあり、毎年「元日号紙面展」が開かれます。
昨年は、1月11日から31日まで、横浜情報文化センター1階と、プレスセンター1階ロビーの2会場で行われました。
今年もほぼ同じ時期に開催されるでしょう。
どちらも、新聞協会に加盟している新聞社のほとんどの銘柄の1月1日の新聞が展示されましたが、両者では新聞の種類に若干の違いがありました。
展示の仕方は、北海道、東北などと地域別になっていて、朝日新聞社や毎日新聞社は、4本社(東京・名古屋・大阪西部)と1支社(北海道)の最終版を手にして読むことができます。
注意点は、プレスセンター会場が日曜閉館だということです。
横浜会場は、期間中は無休でした。
遠方の方は、開催日・時間などを確認しておいてください。
さらに、横浜情報文化センターの中には日本新聞博物館(月曜休館・月曜が祝日・振替休日の場合は次の平日)が、また、近くには、日本語による日本初の日刊新聞は1870(明治3)年創刊の横浜毎日新聞であると書かれた、日刊新聞発祥の地の碑や県立歴史博物館、横浜開港資料館など見所が数多くあります。
これらは、JR・市営地下鉄関内駅、みなとみらい線馬車道・日本大通り駅等から5分〜10分程度の場所にあります。
「元日号紙面展」に展示された百紙もの新聞をどうみたらよいでしょうか。
まず、各紙の特徴や発行年(月日)などを一覧にまとめることです。
それらをもとにして、まず現在の新聞で創刊年の古いほうから10紙をあげてみましょう(一番古いのは毎日新聞で明治5年)。
次に、新聞名で一番多いのは「○○新聞」という表記ですが、これ以外にどんな名称が使われているか調べてみましょう。
そして、全国紙の各本社版を比べて同じものと異なるものを探してみましょう。
最後に、元日号でページ数の多い順に10位までのランキングとそのページ数を書いてください。
【2015年1月1日号】
関連記事