大学ブランド・イメージ調査―日経BPコンサルティング

公立・私立が独自の特色で健闘

大学ブランド・イメージ総合順位 日経BP調査より
  1位 2位 3位
北海道 北海道大学 小樽商科大学 藤女子大学
東北 東北大学 山形大学 東北福祉大学
北関東 筑波大学 群馬大学 宇都宮大学
甲信越 信州大学 新潟大学 長岡技術科学大学
首都圏 東京大学 早稲田大学 慶應義塾大学
北陸・東海 名古屋大学 南山大学 名古屋工業大学
近畿 京都大学 大阪大学 同志社大学
中国・四国 広島大学 岡山大学 愛媛大学
九州・沖縄・山口 九州大学 熊本大学 西南学院大学

 7年目を迎えた日経BPコンサルティングが行う「大学ブランド・イメージ調査(2013‐2014)」の結果が発表された。この調査は全国468大学を9地域に分け評価。

  大学のブランド力(49のブランド・イメージ項目の結果を束ねた総合スコア)トップ3は、表に記した通りで、1位は全地域国立大学が占めたが、49のブランド・イメージ項目のトップは公立・私立の健闘が目立つ。

  「いま注目されている、旬である」の項目でトップになった大学は、公立はこだて未来大学、国際教養大学、山梨学院大学、明治大学、金沢工業大学と9地域のうち5地域が公立・私立大学だ。

  公立はこだて未来大学は「キャンパスのデジタル化が進んでいる」でもトップ、国際教養大学は注目度・旬の他、「グローバル/国際交流が活発」などの5項目もトップとなった。山梨学院大学は他8項目、明治大学は他2項目、金沢工業大学は他4項目でトップになった。
2018年以降、18歳以下の人口が大幅に減少する中、各大学は学生の確保に向け自校の特徴を確立しているようで、49項目の評価にもそれは表れている。

  総合的に上位ではないが項目に特化してみるとトップに躍り出た大学として、「キャンパスのデジタル化が進んでいる」大学に会津大学・大阪電気通信大学・岡山理科大学、「在学中の資格取得に積極的」な大学に、足利工業大学・上越教育大学・日本福祉大学・大阪教育大学・久留米工業大学などがあがった。

【2013年12月2日号】

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