楽しみながら防災学ぶ―東京国際消防防災展12万5千人が来場

東日本大震災以降初の開催

東京国際消防防災展
35m伸びるはしご車。
試乗体験は親子連れに大人

 消防防災に関する国内最大級の展示会である「東京国際消防防災展2013」が、10月2日から5日まで東京ビッグサイトで行われ、4日間で延べ12万4890人が来場した。

  同展は消火、救急など消防防災関係者へ向けた展示のみならず、災害用備蓄や東京消防庁や消防団による演習も行われ、子どもたちが楽しみながら防災について学習していた。

  同展の開催は5年ぶり9回目で、東日本大震災以降初めての開催。

 

 

 

 

出展数は過去最大 体感・体験する防災学習の機会に―東京国際消防防災展'13閉幕

東京国際消防防災展
保存食を使ったお菓子作り教室も

 12万人以上が来場した「東京国際消防防災展2013」が、10月5日に閉幕した(主催:東京消防庁、(株)東京ビッグサイト、東京国際消防防災展2013実行委員会)。

  今回の出展数は、過去最大規模となる269社・団体、1325小間。「消火、救急、救助、避難・誘導」「災害対策」「情報・通信」「その他、消防防災に関する製品・サービス」「災害用備蓄」「災害対策ネットワーク」「都市型災害対策」といった多岐に渡る分野の出展が並んだ。

  出展社の中でも最大ブースを設置したモリタグループは、屋内外併せて10台の消防車を展示。35メートルまで伸びるはしご車の試乗体験も行った。親子連れの体験者が多く集まり、地上12、13階に相当する35メートル地点では、表情が固まりながらも、その高さで作業する消防士の気持ちを体感していた。

  また同日、親子お菓子作り教室が行われ、東京スイーツ&カフェ専門学校の講師と生徒が、保存食のスポンジラスクを使った「モンブランパフェ」の作り方を指導。保存食の期限が切れそうな時などに一工夫しておいしく食べようというアイデアだ。
また、独自のプラネタリウム型映像を上映し、地震・津波を想定した「防災体感シアター」、各種の防災学習映像を放映するとともに防災セミナーや防災寄席を実施する「防災学習ホール」には長蛇の列ができた。

【2013年10月21日号】

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