「目」の秘密を学習 人の目の精巧さを理解―大塚製薬・エプソン品川アクアスタジアム

大塚製薬・エプソン品川アクアスタジアム

アシカプールの前で目の秘密を学ぶ

 目の健康に関する啓発活動を進める大塚製薬(株)は、8月28日、エプソン品川アクアスタジアムと共同で、水族館で学ぼう!夏休み自由研究企画「魚と人の目はどう違うの?目の秘密とバックヤード探検」を開催。小学3年生から中学1年生までの親子17組34名が参加した。

 イベントは、海の動物を通じて子どもたちに「眼の構造と生物の神秘」を知ってもらうことがねらい。アシカプールの会場に集まった子どもたちは、眼科医の堀裕一氏(東邦大学医療センター佐倉病院)による講話を聞き、海の動物と人の目の共通点と違いなどを学んだ。

  堀氏は、まず様々な動物の目をスライドで映し出し、何の動物の目なのかをクイズで出題。続いて、「魚にはまぶたが無い」、「人間は1日に1万回から2万回もまばたきする」、「人間の目は涙とまぶたで守られている」など「目」に関する豆知識を堀氏が話すと、子どもたちは興味深く聞き入っていた。

  講話を終えた堀氏は「今回参加したことで、子どもの頃から自分の目を守ることに興味を持ってもらえればと思います。魚や動物の目と比べることで人間の目が精巧に出来ていることも理解できたのでは」と語る。

  また、グループに分かれて水族館の裏側をめぐるバックヤード探検も行われ、海獣たちのエサの保管庫を見学したり、巨大なマンタを水槽の上から覗き込んだりと、貴重な体験に大喜び。

  動物の目に関するクイズで1位になった石井義之さん(小4)は、「水の中にいるから魚は涙を流さないと初めて知りました」と語る。

  母親と一緒に参加した芳仲琴音さん(中1)は「堀先生の話を聞いてフクロウの目は動かないと知りました」と動物の目について、しっかりと理解していた。

【2013年9月16日号】

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