職業のプロを育成 民間就職率98・6%の就職実績―立志舎

 就職難が叫ばれる中、公務員試験や公認会計士・税理士試験など、様々な国家試験で多くの合格者を出し、民間就職率98・57%、上場企業就職率32・3%という高実績を誇る学校法人立志舎。高3生の進路選択が迫る今、立志舎の授業から専門学校の魅力を探った。

専門学校への進学

 東京・錦糸町をはじめ、仙台、名古屋、大阪など全国10か所に学校を持つ立志舎は、東京IT会計専門学校、東京法律専門学校、日本スクールオブビジネス、日本動物専門学校など23校の専門学校で約50コースの授業を行う。

授業形式はゼミ学習  問題解決能力を養う

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授業は実践を重視

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ゼミ学習で学びが定着

  千葉一郎副理事長は「大学と比べて就職率が高いのは、大学がアカデミズムを追求する研究機関であるのに対して、専門学校は職業教育の機関であり、受験指導のプロや実際に現場で働いた経験を持つ教員が教えているからです」と語る。

  立志舎の最大の特色はゼミ学習という授業形式。全コースで、クラスの中を6〜8人のグループに分けて授業を行い、演習問題などはグループディスカッションし、一番良い方法を全員で導き出す。学習内容の定着につながり、コミュニケーション能力や問題解決能力なども養われる。また、就職に向けて実践を重視し、授業に取り入れている。日本動物専門学校では、ペットのトリミング実習が行われ、一般家庭やブリーダーから借りてきたペットで練習に励む。情報メディアコースなどは、コンピュータルームでWebデザインやゲーム製作、CG作成の技術を習得。

国家試験等の日程に合わせたカリキュラム

  多くの合格者を出している国家試験や資格試験の対策は、試験日に合わせてカリキュラムを作る。例えば、9月に行われる国内旅行業務取扱管理者試験を受ける観光ビジネス系のコースは、1年生の1学期までに全ての授業を終わらせ、2学期以降は演習が中心。これにより昨年は入学後半年で238名が合格した。

  高校までの授業を理解していない状態で大学生となり、一般教養の授業についていけず授業に出なくなる大学生がいる一方、専門学校に入学する学生は、将来への明確な目標を持つため、難しい授業内容にもついてくることができるようだ。

http://www.all-japan.ac.jp/

【2012年9月17日号】

 

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