「食」に関わるソリューション型複合展示会、「フードシステムソリューション2012」(F‐SYS)が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で9月19日から21日の3日間開催される(主催/F‐SYS実行委員会、共催/(株)食品新聞社、アテックス(株)、後援/文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省)。
F‐SYSは、「学校・病院給食設備展(SCOT)」、「給食・介護食品フェア(SCAT)」、「フードセーフティジャパン(FSJ)」、「飲料産業技術展(BEVTEC)」、「米粉ビジネスフェア(POWREX)」の5つの専門展からなる展示会。昨年は、3万人を超える来場者でにぎわった。
学校給食関係者必見 SCOT・SCAT
なかでもSCOT及びSCATは、栄養教諭、学校栄養職員、学校給食調理員、教育委員会、学校給食会、メーカーなどの学校給食関係者、また、病院食関係者や介護食関係者を主な来場対象者としており、SCOTでは厨房・調理機器・資材を、SCATでは食品、食材の展示を一堂に紹介する。
注目は、SCOT及びSCATの学校給食特別展示。「今、学校給食にできること〜安全・安心の提供と震災時の対応〜」をテーマに、給食調理場の震災対策コーナーと、食の安全コーナーを設ける。
給食調理場の震災対策コーナーでは、給食センターなどにおける震災時の役割や対策を紹介し、さらにおにぎりの調理実演・試食も行う。
食の安全コーナーでは、放射線測定装置など食の安全に関わる最新情報を紹介。国から発行されている食の安全情報誌の配布も実施予定だ。
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また、原料処理から最終製品まで、米粉産業のビジネスショーとして行われる米粉ビジネスフェア(POWREX)では、米粉パン・菓子普及パビリオン、米粉麺コーナーが用意される。こっけん料理研究所の協力により、焼きたての米粉パンなどが用意され、試食することもできる。
食の安全・安心のトータルソリューションとなる「フードセーフティジャパン(FSJ)2012」では、汚染対策技術ゾーン、受託検査マッチングゾーンを用意。汚染対策技術ゾーンでは、先の原発事故を起因とした放射能問題に対し、食品業界に向けて先端情報を発信、課題の解決を図る。
飲料産業の技術交流、マーケティングの展示となる「飲料産業技術展(BEVTEC)2012」では、製造・液処理、原料・添加物、飲料製品・新技術、環境対策などの最新情報が提供される。
また、セミナーが3日間行われ(ウェブでの事前聴講登録制・無料)、学校給食セミナーのトップバッターを務めるのは、(学)服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長(医学博士・健康大使)の服部幸應氏で、「伝えていきたい日本の食文化」について講演する。
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入場料は2000円(税込)だが、特別招待券持参者、事前登録者は無料となる。
http://www.f‐sys.info 問合せ=03・3503・7319(アテックス社内 F‐SYS事務局)
【2012年9月17日号】