少額短期保険のMysurance㈱は8月末現在の「修学旅行キャンセル保険」の累計採用学校数が500校を突破、554校に達したことを発表した。内訳は小学校138校、中学校192校、高等学校186校、その他38校。
児童生徒個人の事情で修学旅行に参加できない場合に備えるもので、出発直前の入通院、新型コロナウイルスや季節性インフルエンザなどの感染症の発病などにより、発生するキャンセル料の100%を補償する。採用希望があった学校単位に保護者へ販売。保護者からの直接の申し込みには対応していない。
2021年10月から販売開始。新型コロナウイルス感染症による旅行キャンセルが不安という保護者の声が寄せられ、多くの学校が採用。新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後も「体調不良やケガによる入通院などでキャンセルが不安という保護者の声が多く寄せられた」という。
同社アンケート調査(2023年7月12日~25日)」の結果、採用は「保護者が任意で加入を選択できる保険だから」(89%)という理由が最多となり、以下は「補償内容が充実しているから」(39%)、さらに「保護者からの依頼」と「保険料の安さ」と「手軽さ(案内文を保護者に配布するだけ)」が同率で32%だった。また、「導入にあたっての負荷を感じない」との回答が約70%を占め、学校関係者からは導入の手軽さについても評価されている。
学校関係者向け資料=https://www.mysurance.co.jp/service/shugakuryoko-cancel/document/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年10月16日号掲載