(一社)東北観光推進機構は「観光の力で東北を元気に!」をテーマに、東北6県と新潟県の観光促進に取り組んでいる。教育旅行では「『こころ』と『いのち』の東北まなび旅」がキャッチフレーズ。東北ならではの深い学びや体験ができることを、主催する各種セミナーや招請事業などで学校・旅行関係者に紹介し、東北への教育旅行誘致を推進している。
東北で「学ぶ」ことは、「今を生きる力」を育てることでもある。未曽有の震災の経験から得られた「防災・減災の学び」。豊かな「自然との共生」や東北固有の「歴史・文化からの学び」。学び、体験することで「生きる力」を育てられることが東北教育旅行の魅力だ。
東日本大震災から12年を経て、東北各地では震災伝承施設などの整備が進んでいる。震災の記憶を風化させることなく、東日本大震災の教訓や災害への備えを深く学ぶことができるようになった。震災遺構の見学や語り部の講話を通じ、より掘り下げた「防災・減災学習」を実施できることが東北教育旅行の強みだ。
もう1つの柱は「東北ならではの探究学習」だ。子供たちの「なぜだろう」に対し、日本の原風景が数多く残る東北で「本物にふれる」ことは、自ら学び、考えることにつながる。農山漁村体験など多彩な「SDGsプログラム」が用意されているのも魅力だ。詳しくは東北教育旅行Webページ「東北まなび旅」をご覧いただきたい。
東北まなび旅HP https://www.tohokukanko.jp/manabi/index.html
本年度も学校関係者を対象に東北教育旅行セミナーを、札幌・東京・大阪・名古屋・福岡各都市で開催する。また7月28日(金)にはオンラインでも開催する。
同セミナーでは「だからこそ、東北で学ぶ」と題し、東北各県と新潟県が発表を行うなど、東北教育旅行のテーマである「『こころ』と『いのち』の教育旅行・東北まなび旅」について知る機会となる。ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
(一社)東北観光推進機構 市場戦略部
TEL 022・721・1291
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年6月19日