2020年8月15日で、太平洋戦争の終戦から75年をむかえた。原子爆弾を投下された広島県および長崎県の平和学習教材として、(株)ユニプランから2冊の冊子が7月17日に新たに発行された。
『「ノーモアヒロシマ」伝えていこう!平和~広島平和学習に行く前に読む本~』は、教育旅行・校外学習で広島県を訪れる中学生・高校生が対象。広島平和学習の事前学習に活用できる。
太平洋戦争勃発から原爆投下に至る経過と被爆の実態、戦後の核実験や核利用・核事故、核の制限に関わる様々な取組などについて、分かりやすくコンパクトにまとめている。全8章構成で、広島県の被ばく図や被ばく状況などの戦時中だけでなく、戦後のスリーマイル島核事故や福島第一原子力発電所事故など、今でも社会問題となっている核問題についても解説している。
また、広島の被害状況の写真や絵は、広島平和記念資料館が提供。
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『散策&観賞 長崎市内編 最新版~長崎の歴史と平和への歩みを訪ねて~』は、長崎市への教育旅行・校外学習教材に適しており、異国情緒と平和学習という同市の特色あるエリアを詳細な地図とともに紹介。各観光・学習物件の歴史・由来等に重点を置いて解説している。
同市内中心部に点在する観光・学習施設約50件を、コラムとともに掲載。長崎市役所原爆資料館被爆継承課、三菱重工業、長崎県観光連盟、長崎県文化観光国際部観光振興課から提供された写真も多数掲載されている。同パンフレットでは、各観光・学習物件の歴史・由来などに重点を置いて解説。コラム「平和への祈り」では平和学習として、原爆投下までのいきさつや、原爆開発の経緯も紹介。
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教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年8月17日号掲載