富岡市観光協会は2月5日に、4月から始まる群馬ディスティネーションキャンペーンでの取組を公表した。4月1日から新設される富岡製糸場(群馬県富岡市)のガイドツアーや、3月27日にオープンする群馬県立世界遺産センターを紹介した。
富岡製糸場では、「富岡日記」をテーマにしたガイドツアーを4月1日から新設する。富岡製糸場で技術を学んだ伝習工女の回想録である富岡日記に基づき、明治初期の工女がどのように仕事をして暮らしていたかを解説する。料金は解説員1人につき3500円(解説員1人に対し45人まで参加可能)で、所要時間は約50分。インターネットから予約可能で、3月から予約開始予定だ。▼℡0274・67・0088
3月27日13時には、「群馬県立世界遺産センター」がオープンする。群馬県内の世界遺産である富岡製糸場・田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴の4種の世界遺産としての価値を分かりやすく展示する。1階の映像シアターでは大型スクリーンでガイダンスVR映像が上映され、2階では4つの遺産のパネル展示や映像展示などを見学できる。見学所要時間は30分~1時間程度で、富岡製糸場から徒歩10分、上州富岡駅から徒歩1分の立地となる。▼℡0274・67・7821
同市では、富岡製糸場・群馬県立自然史博物館・群馬サファリパーク・富岡市立美術博物館の4施設を巡る周遊割引を4月1日~6月30日まで実施。4施設を相互利用することで、2施設目から入場料が割引される。1施設目の入場時にもらえる専用チケットを2施設目以降で提示して使用する。予約は不要。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年2月17日号掲載