e―ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する㈱イー・ラーニング研究所が、今年5~6月に保護者402名を対象とした「子どもの夏休みに関するアンケート」を実施。その結果、約8割の保護者が子供に何らかの体験をさせたいと回答した。
同社の発表によると、夏休み中に子供に体験させたいアクティビティは第1位が「キャンプ」(213名)、第2位が「旅行」(211名)と長期休暇を利用したアクティビティが上位に挙がった。次いで「海水浴」(119名)、「山登り・山遊び」(111名)が続く。
夏休みの子供の体験にいくら予算をかけるかについては、「1万1円~1万5000円」(59名)が最も多い。その次に「5001円~1万円」(52名)、1万5001円~2万円」(48名)と続いた。約5割が2万円以内に収まる一方で、5万1円以上も、全体の約1割を占めた。
夏休み中に子供に勉強の声掛けをしている親も約7割いることが分かった。声をかけるのみという場合も多いが、「調べものの手伝いをした」(100名)、「図書館などに連れていった」(87名)「問題を一緒に解いてあげた」(65名)など、勉強の手伝いをする保護者も多数いる。「実験・工作キットを購入してあげた」(52名)、「勉強の計画を立ててあげた」(28名)など間接的なサポートも見られた。
特に子供に勉強させたいと考える習い事は、第1位「英語・英会話スクール」(243名)、第2位「プログラミング」(213名)という結果。2020年から小学校で必修化されることが影響していると考えられる。少数だが、「将棋」(22名)、(「ユーチューバー」(16名)などの回答もあった。
キッズウィーク※が実施された場合、 子供の休日に合わせて仕事を休むことができるかという質問では、「はい」が76%、「いいえ」が24%。キッズウィークが利用できたら何をして過ごしたいか、に対しては、「旅行に行く」(241名)、「子供と遊ぶ」(230名)などの回答が多く、家族と一緒に過ごす時間を取りたい人が多い傾向が見られた。
※政府が検討中の新構想で、小学生らの長期休暇の一部を別の時期で分散取得する制度。
同社が運営する「フォルスそろばん教室」は、子供の能力に合わせて、説明組・計り組・試験組の3つのグループに分かれた個別対応指導を行っている。正解体験を積み重ねることで理解につなげるスモールステップ方式を採用。個別対応ならではの声掛け、言葉遣いや挨拶などの細やかな指導が行われている。学習姿勢から子供たちの自律・自立を育む。数学の読み書きができ、簡単な計算ができれば入学可能。
◆場所=ファルスアカデミー(東京都港区)詳細=force-soroban.jp/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年7月23日号掲載