昨年2月に発足した「西上州体験交流協議会」(群馬県)は、平成27年度の大きな事業として取り組んできた「教育旅行ガイド」を2000部作成。修学旅行や林間学校などの教育旅行の誘致をさらに強化していく。
同協議会の地域は、平成26年6月に「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録されたことにより、一躍脚光を浴びた。藤岡市、富岡市、甘楽町、下仁田町、神流町、南牧村、上野村で構成されている。
西上州地域は、東京から100キロメートル圏内という好立地。富岡製糸場をはじめとする歴史・文化の甘楽・富岡地域、清流の神流川に代表される手つかずの豊かな自然環境を持つ多野・藤岡地域と、教育旅行のキーワードにあふれている。
同協議会が発足したことにより、地域の観光資源を最大限に活かしながら、観光の魅力づくりや受入体制の整備に広域で連携がなされていく。
今回作成された「教育旅行ガイド」は、西上州の関係機関への配布、同協議会加盟の7市町村と交流のある自治体の教育委員会等への配布も行う。なお、希望校へも送付。
問合せ=0274・20・7070(上野村産業情報センター)
【2016年3月21日号】