身体の仕組みを学ぶ「予防治療ミュージアム」 |
修学旅行の班別学習や社会科見学などで、企業や団体を訪れ体験活動やキャリア教育を行う機会が増えている。都内にある「ファンケル 銀座スクエア」は、身体や健康づくりに関する体験の場を提供しており、今年4月に8階の「予防医療ミュージアム」をリニューアルし、多くの児童生徒を今まで以上に受け入れたいとしている。
「ファンケル 銀座スクエア(以下、スクエア)」は、化粧品と健康食品を提供するだけでなく、理科、社会、保健体育、総合、グローバル教育などの幅広い学びと結びつくキャリア教育の場としても活用できる。
スクエアは、(株)ファンケルが平成15年に旗艦店として、銀座駅から徒歩1分の場所にオープン。「美と健康のトータルスペース」として、同社が研究で培ってきた価値を来館者に伝える”技術力発信”の重要な拠点となっている。
ビタミンCの抗酸化作用を実験(
上)脂肪と筋肉の違いがわかる模 型 |
スクエアは地下1階、地上10階建て。それぞれのフロアで来館者が「体験」できる内容が豊富である。
平成24年度から中学の学習指導要領(保健体育)で「くすり教育」が始まり、子供たちもセルフメディケーションを考える時代がやってきた。さらに、スクエアは平成25年のフロアリニューアルを経て、修学旅行グループや養護教諭、PTAなどの見学要望が増えつつある。まさに、時代に応じた見学施設として活用できるだろう。
見学者の基本コースは、10階から地下1階まで。8階の「予防医療ミュージアム」は、脳や血管など身体の仕組みがわかり、ビタミンCの実験やストレスチェックなど、身体や健康づくりについて体験を通して学習することができる。
6・7階の「ヘルスハウス」には、サプリメントや青汁、発芽米などが揃う。この階のスタッフは全員が管理栄養士または栄養士の資格を持っており、保健教育から食育まで、幅広い対応が可能だ。
5階「未来肌研究室」の入り口ではロボットが出迎え、近未来を感じさせる。同階には、横浜にある同社研究所の研究員が常駐し、専門的な知識をわかりやすく教えてくれる。
商品の特性上どのフロアも女性スタッフが多いが、研究者や管理栄養士・栄養士など白衣を着用している層も多い。「研究」というと大学の研究室や研究所に詰め、夜中まで研究に没頭するイメージがあるが、スクエアの理系女性スタッフは、お客様とのコミュニケーションもあり、理系女性の新たな活躍の場を身近に感じられる場でもある。
その他、地下1階と9階は食事スペース、1階がインターナショナルショップ、2階は壁画の鑑賞とロイヤルラウンジ、3・4階はビューティショップ、10階がロイヤルルームだ。1階には多くの外国人観光客が訪れ、英語や中国語が飛び交い世界を感じられる。また全てのスタッフの所作が美しく、おもてなしの心を学ぶこともできる。
Q.費用はかかりますか。また所要時間はどの程度ですか
A.基本コース(約60分間)は無料です。有料の体験メニューもありますので、別途お問合せ下さい
Q.何名程度の受け入れが可能ですか
A.20名程度ですので、20名以上の場合は人数を分けて見学していただきます
Q.予約はいつまでに必要でしょうか
A.1か月前には、ご連絡をお願いします
■ファンケル 銀座スクエア=場所:東京都中央区銀座5‐8‐16(地下鉄銀座駅A3出口より徒歩1分)/営業時間:11:00~20:00(フロアにより異なる)/問合せ:03・5537・0231(代表)
【2015年7月20日号】