大阪府泉佐野市は学校給食献立システムの機能向上および利便性を確保するため、泉佐野市小・中学校給食センターに学校給食管理システムを導入し、保守業務を委託するため公募型プロポーザルを6月21日に公示した。泉佐野市は学校給食の献立作成にあたり大阪府学校給食会の無償貸与システムを利用しているが、今年度で提供が終了するため新システムの導入が急務となっている。
泉佐野市の学校給食は小中学校ともにセンター方式となっているが、小学校はセンターの老朽化に伴って建て替えることになるため2026年度2学期から3校が自校方式に移行する予定。13校の小学校のうち9校が親子方式を含む自校方式となる。
そのため初年度に新システムの対象となるのは泉佐野市小学校給食センターと同・中学校給食センターの2か所となる。その後、自校方式へ移行する過程で中学校給食センターをホスト管理とし、自校での給食提供が開始された段階で別施設としてライセンスを追加。各施設で献立作成を行い、システムに反映させる。
導入するデータベース機器はクラウド版となり稼働しているシステムに影響がでないようにする。導入するシステムの機能は次の通り。①食費及び料理管理、②献立の作成及び栄養価計算、③献立表の出力、④集計書及び報告書の出力、⑤調理用資料(指示書)作成、⑥基本食数の管理、⑦学校別及びクラス別人数管理。⑧見積書管理、⑨入札管理、⑩発注書及び検収表の作成・出力、⑪アレルギー児童生徒管理。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年7月15日号掲載