千葉県芝山町教育委員会は芝山町学校給食センターを建築するにあたり、厨房設備の設計協力を行う事業者を選定するため公募型プロポーザルを6月4日に公示した。
現在の芝山町学校給食センターは建築から50年以上が経過しており、建物の老朽化が進んでいるため施設整備や厨房設備の更新が求められる。町教委では新たな学校給食センター整備の基本事項を取りまとめた「芝山町学校給食センター整備基本計画」を策定した。
整備基本計画によると新しい給食センターは鉄骨造または鉄筋コンクリート造で地上1階建て。敷地面積は3100㎡程度となる予定。2024年度は基本設計、実施設計、用地測量、地質調査を実施。2025年度から建築工事や厨房機器納入を開始し、2026年9月からの稼働が予定されている。提供食数は芝山小学校に340食、芝山中学校に240食を予定。
新しい給食センターでは主食として米飯を週4回、パンまたは麺を週1回提供。副食として汁物、焼物、揚物、蒸し物、煮物、炒め物、和え物などの中から2~3品を提供する(デザートは含まず)。アレルギー対応食(除去および代替)については15食程度の提供を想定し、必要な設備を備える。調理業務については現状と同様に外部委託を継続する予定。
厨房機器については1日600食を想定し、それに適した作業性、安全性、耐久性のあるものを用意。ドライシステムを導入し、水はねによる二次汚染を防止。省力化・省エネルギー化が図れる機器や異物混入対策に配慮した機器などを用意。調理、配送、洗浄、消毒、掃除などの作業が午前7時45分から午後4時30分の時間内で行える機器などを選定する。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年6月17日号掲載