千葉県松戸市は公立保育所17か所で異文化体験や国際交流により子供の豊かな人間関係を育むとともに、国際化社会に対応できる人材を育成することを目的とした「楽しい英語あそび事業」を実施。事業者を決定するため公募型プロポーザルを行い、3月29日までに結果を公表する。
同事業は保育所に在籍する5歳児クラスの子供が対象。期間は2024年5月から25年2月までとなり、通常レッスンを月1回、年間10回実施する。1回の活動は約1時間、通常レッスンのうち最大2回は行事を中心とした特別レッスンとなり1回の活動は最長90分まで。
また、異文化体験や各種行事、戸外遊びや制作など、さまざまな体験を通してコミュニケーションが図れる最大2時間の英語体験レッスンを年1回実施。なお、4歳児については年1回、午前中に1時間のプレレッスンを実施する。
事業者は英語の言葉あそびや外国の歌などに触れる活動を通じて、子供に活きた英語を親しみやすく伝えることができる教材を用意。また、外国の行事やあそびなどに触れることで子供が異文化に接する機会を持てる教材や講師と関わることでコミュニケーションの楽しさや大切さが体験できる教材を提供する。
派遣する講師は正しい英語の発音、リズムやイントネーションで活動できること、子供への指導経験が十分あること、研修などを受講して一定レベルの指導技術を持つことなどが要件。また、講師を統括する担当者を2人以上任命し、松戸市・保育所・講師との連絡調整などを円滑に行う。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年2月19日号掲載