大阪市教育委員会は2024年度から都島区(5校)、東住吉区(3校)、東淀川区(3校)、西区(3校)、北区(1校)の中学校において、部活動の地域移行事業業務を委託する事業者を決定するため公募型プロポーザルを実施。企画提案書類の締切は2月16日、選定結果は3月中旬頃に通知する。
生徒にとって望ましいスポーツや文化活動を実現するとともに、教員の負担軽減を図り、子供たちがスポーツ・文化活動に継続して親しむことができる機会を確保することがねらい。
実施する部活動は4~10種目程度、1年間で合計80回にわたり実施し、種目はシーズン等によって変更することもできる。部活動を実施する場所は基本的に該当する中学校となるが、必要に応じて事業者が近隣施設を確保する。参加対象者は該当する中学校に在籍して参加を希望する生徒だが、活動内容によって参加対象者を広げることも可能。2学期以降の活動では区内の小学6年生も参加対象者となる。
大阪市との連絡調整を行い、活動計画を作成・提出する「統括責任者」、当日の指導内容の計画・指示を行い、生徒の出欠状況を把握する「主任指導者」、生徒への指導や安全管理を行う「副主任指導者」を配置する。統括責任者は日中や活動時間中は必ず保護者からの連絡が取れるようにし、必要に応じて迅速な現地対応が求められる。
業務内容は「実施する部活動の企画立案・運営に関すること」、「スポーツ・文化活動の進行管理に関すること」、「会場の確保および使用にかかる契約、料金支払いに関すること」、「学校等向けの参加募集案内チラシ・広報紙の作成及び配布に関すること」など。部活動の実施日は中学校などと調整のうえ事業者が決定する。活動は1日あたり3時間程度で、活動終了後は参加生徒を一堂に集めて一斉に下校させる。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年2月19日号掲載