沖縄市教育委員会は、現在の小中学校の図書館システムが導入から10年以上が経過しているためシステムを更新。現在の児童生徒の学校図書館利用に即したソフトウェアを導入することで読書環境の充実を図るため公募型プロポーザルを2月7日に公示した。
学校図書館システムは小学校16校・中学校8校の学校図書館内に設置。初期導入作業として、図書館ソフトウェア(蔵書点検ソフトウェア含む)の設定、現図書館システムデータの移行(CSV形式)、動作確認、操作マニュアルなど各種マニュアルの作成、研修などを実施する。
導入する図書館ソフトウェアは小学1年から中学3年の児童生徒向けに開発されたものであること、児童生徒が貸出・返却・資料検索などの作業を容易に行えるよう十分配慮した機能があること、児童生徒用画面があり子供が自ら利用することに十分配慮された分かりやすいユーザーインターフェイスを備えていることなどが条件。
また、利用者数が多い場合でも貸出・返却処理の速度が充分に対応できること、貸出・返却処理が児童生徒でもバーコードリーダーのみで操作できること、親機や管理用PCで貸出・返却など全ての管理が行えること、子機やカウンター用PCで貸出・返却・検索などの窓口業務が行えることなども条件となる。
システム運用にあたってはPC52台(各校2~3台)、プリンタ24台(各校1台)を設置。沖縄市が司書用PC24台を設置するため計76台に図書館ソフトを導入する。
システムの本格稼働日は2025年10月1日。保守期間はシステム稼働日から2030年9月30日まで。保守対応は原則として土日祝日を除く平日午前8時15分から午後5時までとなる。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年2月17日号掲載