東京都教育委員会は「デジタルサポーターのためのガイドブック」(仮称)の制作に向けて希望制指名競争入札を9月21日に開始。東京都では昨年度入学生から1人1台端末を導入。今年度は段階的にデジタルサポーター(ICT支援員)を会計年度任用職員とし、教員との連携強化を図っている。
デジタルサポーター新規採用者に電子データでガイドブックを配布する。デジタルサポーターの役割や学校ICT関連の用語集など学校で働く際に役立つコンテンツをイラストやマンガを使用した分かりやすい内容で掲載。制作期間は2024年2月29日まで。
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都立学校の教員が定期健康診断を円滑に受診し、健康管理者が適切に教員の健康管理を行えるよう、健康管理システムを構築する事業者の選定に向けて希望制指名競争入札を9月14日に開始。
端末を用いて問診票の記入および印刷を行うほか、過去5年分を含む健診結果データの保存、教職員の受診状況の把握、健診結果のデータ集計、健診結果報告書の作成支援などが可能なクラウド型のサービスを構築する。2024年度から運用を開始。
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保護者や教員の連絡を円滑に行う都立学校保護者コミュニケーションシステムの一般競争入札を10月2日に開始した。保護者から児童生徒の出欠席連絡ができること、学校から生徒や保護者に一斉連絡やアンケートが発信できることが必須要件。2024年1月からの利用校は90校、2024年度からは約150校、2025年度以降は約160校が利用予定。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年11月6日号掲載