大阪府泉大津市は、学校給食管理システム賃貸借にあたり、公募型プロポーザルを行っている。提案書等提出締切日は9月26日で、書類による第1次審査と、企画提案書についてのプレゼンテーションによる2次審査を行い、10月19日に選定結果を通知する。
同市は現在、小学校では自校調理による全員喫食を実施し、中学校では民間調理業者を活用したデリバリー方式による全員喫食を実施しているが、2025年度に中学校でも自校調理による給食提供を目指している。そこで小学校給食だけでなく、中学校給食の献立管理が可能な管理システムを導入することで、給食事務の効率化・適正化を図り、安全安心な学校給食を提供する。
現在同市では、週5回の完全給食(米飯又はパン・副食・飲料)で、献立回数は年間186回程度、各校の給食実施回数は182回程度、1回あたり5700食程度を提供している。小学校と中学校は別献立である。
小学校8校では、原則単独調理場で、自校調理方式で実施しているが、条東小学校は、24年3月まで条南小学校で調理した給食を配送する親子方式を実施する。現在、献立作成業務、食材発注などは、大阪府学校給食会より無償貸与されたシステムを使用し、全校統一の献立を作成している。
現在中学校3校は、民間調理場で調理した給食(統一献立)を配送するデリバリー方式により実施し、献立作成業務等を含めて民間委託しているが、25年度2学期からは自校調理方式に変更する。
新たなシステムの導入対象は小学校8校と中学校3校、教育委員会で、自治体向けとして提供されているシステムを、クラウド方式で導入する。
システムで取り扱う給食業務は、食品・料理管理と献立の作成と栄養価計算、食物アレルギー管理や献立表の出力(アレルギー表示を含む)、調理用資料の作成・出力等の献立作成業務と、給食費の計算業務、見積書の作成や帳票の出力等の入札・発注業務や、帳表の出力等を行う。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年9月18日号掲載
