石川県加賀市教育委員会は、市立小中学校23校にクラウド型デジタルAI学習ドリルを導入するため、公募型プロポーザルを4月17日から開始した。
問題数が豊富なデジタルAI学習ドリルを導入することで、場所や時間を問わず学習できる環境を構築。児童生徒の特性や個々の学習進捗度合に応じて課題を提示することで着実かつ効率的な知識・技能の習得とつまずき箇所の教員との共有を可能にし学力向上につなげる。さらに、ICT活用による学習履歴を残し、紙ベースの課題を減らすことで教員の事務負担軽減にもつなげる。
小学校用は1~6年生の国語・算数・理科・社会・英語の5教科、中学校用は1~3年生の国語・数学・理科・社会・英語の5教科を含むことが条件。回答状況に応じて出題される学び直し機能や苦手とする単元やスキルを分析・特定しその後の学習に活かせる機能などを求める。Googleアカウントを用いたシングルサインオンに対応し、学習eポータルとの連携も想定。6月30日までにアカウントの割り振りなど準備を進め7月1日より本稼働。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2023年6月5日号掲載