京都市は、市立中学校の休日運動部活動を外部に委託する公募型プロポーザルを実施。応募を5月2日に締め切った。これは国の進める今年度の地域部活動推進事業(スポーツ庁委託事業)の一つ。
市立中学校の休日運動部活動の管理運営は、学校が指導や運営に関わることのない学校管理外の活動であり、事業者が指導者を確保し、週1日以上、各種目に1名~2名で指導し、保護者への対応や生徒のけが等、緊急時の対応も行う。履行期間は2024年3月10日まで。対象は市内中京区、左京区の中学校で、卓球部、男子バスケットボール部、女子ソフトテニス部を予定している。
業務は、各種目の指導と活動計画の作成・周知、試合等の引率・監督、審判等の運営をはじめ、保護者等への各種連絡、保護者説明会も開催する。また保険加入手続きや申請等事務と学校等関係者との連絡調整も行う。部活動の実施方針の決定、実践の共有や検証、同市内へのどのように普及していくかの方法を検討する「検討・運営会議」を設置する。検討・運営会議は、拠点校の校長や保護者、有識者、同市職員等の関係者で構成し、年2回から3回程度開催する。
統括責任者は、学校等と協議し、年間の活動計画(活動日、休養日及び参加予定大会日程等)並びに毎月の活動計画(活動日時・場所、休養日及び大会参加日等)を作成し、同市と学校に提出し、年間と毎月の活動計画は、主任指導者を通して参加生徒に配布する。計画の策定は、「京都市立中学校部活動ガイドライン」を遵守すること。活動日数は、週1日以上(土、日または祝祭日)とし、やむを得ず活動不可の場合を除き、上記日数を最低活動日数とする。実施日は学校と調整し、事業者が決定する。
各競技団体主催試合等への参加は、学校長の許可に基づき、生徒の引率、監督を行う。近隣校等と練習試合等を行う場合は、審判等試合の運営も行う。
企画書は5月2日に締め切っており、24日に結果通知の予定となっている。