当協会は、情報社会における著作権思想の普及のため、設立以来様々な活動を行っています。「情報社会を安全・安心に生きる」ための情報教育は著作権教育からスタートさせることが最も効果的と考えており、とりわけ次代を担う子供たちには、大人の責任として真摯な対応をしています。
昨年も、高校、大学、専門学校から保育園まで、先生、生徒に対し著作権や情報モラルに関する出張授業を行いました。また、ゲームと著作権に関する小冊子を作成し、東京ゲームショウの会場で配布しました。
私自身も大学での講義、警察官やクリエイターを目指す学生に対して将来のキャリアに役立つ著作権知識を教えました。また、私立の中高一貫校である茗溪学園中学高校では特命校長補佐として、情報教育・情報モラル教育の観点から生徒、先生の情報センスの向上を目指し、活動。そして、法務省の依頼を受けて、全国5か所の少年院において在院者と法務教官の方々に職業教育として著作権・知的財産の講義を行いました。
一口に教育機関といっても、学校により必要となる著作権知識は異なります。しかし、著作権の重要性、「創作」の素晴らしさを伝え、その結果情報の価値や意味を知り、理解することはその土台だと考えています。本年も積極的に教育機関における著作権・情報教育活動を充実させます。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載