謹んで新春をお祝い申し上げます。
今年はお札が新しくなり、一万円札には渋沢栄一翁が描かれます。彼の思索の集大成である『論語と算盤』には利潤と道徳を調和させるという経営哲学が著されています。
因んで事務職員は「カリキュラムと財務」を結び付け、さらにはモノやカネにとどまらない地域の人たちの協力や学校に対する信頼などのリソースを結び付けることによって、子供の豊かな育ちを支援して参りたいと思います。事務職員の学校経営参画により、カリキュラム・マネジメントを実現していきます。
本会では新規事業として全事研アドバイザリーボードを発足させます。文部科学省様を始めとした多くの関係団体の皆様にご参画いただき、ご助言をいただくとともに、事務職員を取り巻くネットワークの構築により、学校教育の充実に向けて事務職員がさらに力を発揮できる体制を整備したいと考えています。
また、実践事例の収集・共有をさらに促進させます。実践の投稿だけでなく、その実践に他者がコメントを入れられるようにし、学び合い、相互に成長を促進するシステムとしました。今年からは表彰制度も導入します。優れた実践が集まるものと思います。
こうした取組を下に、子供の豊かな育ちを支援し、子供の、教職員の、そしてもちろん事務職員のウェルビーイングを実現していく年といたします。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載