新年明けましておめでとうございます。
平素より子供たちの健やかな成長を願って活動されておられる皆様に、深く感謝を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は5類となりましたが、インフルエンザの流行も拡大し、感染症への対応は続いています。3年半余にわたったコロナ禍の生活は、学校や家庭における生活や環境を大きく変化させ、いじめ・不登校児童生徒数の増加や体力低下など、子供たちの行動等に影響を与えています。複雑化・多様化した課題の解決に向けては、これまで以上に学校と地域の医療系専門家との組織的連携を一層強化するとともに家庭・地域社会との連携を深めることが重要です。
今年度、本会は「学校において予防すべき感染症の解説」改訂版の作成、喫緊の課題に対応した「学校保健研修会」の開催や「保健室利用状況調査」報告書の作成等を進めています。また、本会が運営する感染症リアルタイムサーベイランス「学校等欠席者・感染症情報システム」では、入力作業が簡素化される校務支援システムとの連携を進めるとともに感染状況が可視化される「マップビュー」の充実を目指しております。
本年も我が国の学校保健の向上・発展のために積極的に事業を推進して参ります。皆様にはより一層のご活躍を祈念いたしますとともに、今後とも本会へのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載