新年を迎え、謹んでお喜びを申し上げます。教育の現場は、現在コロナ禍を乗り越え、新たなステージに入りつつあります。令和に入り、新型コロナウイルス感染症のまん延により、高等学校をはじめ、教育現場に多大な影響を及ぼしました。特に、体験活動をはじめ、多くの教育活動が一時停滞していたことは否定できません。
一方で、コロナを乗り越えるため、学びを止めないため、ICT等の導入は飛躍的に進められました。今後も、GIGAスクール構想へのますますの進展に向け、さらに、個別最適な学びと協働的な学びの実現に向け、学校現場では、様々な取組を実施していくことになります。
現在、スマート社会の実現に向けて技術革新が進められています。人工知能(AI)、ロボット等の最新技術を活用した洗練された時代を見据えた教育の展開が必要となり、課題でもあります。スマート社会における高校教育の役割を把握し、今後の社会を生き抜くための資質や能力の育成が課題となります。
さて、本会の目的は副校長の研究・研鑽等、研究の推進、機会の確保にあります。昨年は、4年ぶりに全国大会を対面型で開催し、全国各地区においても研究協議会が開催されました。また、1963年創立の本会は、昨年創立60周年を迎えることができました。
高校教育の進展を目指し、今後も切磋して参りますので本年もよろしくお願いいたします。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載