謹んで新年のお慶びを申し上げます。
各学校で、コロナ禍以前の教育活動を取り戻す一方、この間の経験を活かし、社会の変化に対応したより良い教育活動に取り組んでいます。
「予測困難な時代」と言われる今日、第4期「教育振興基本計画」に示された「2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手の育成」「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」を念頭に、顕在する多くの課題に的確に対応できる人材の育成が求められ、学校は「令和の日本型学校教育の構築」に向けた教育活動に取り組んでいます。
全日本中学校長会では、関係機関等と連携して、日々の教育活動を実践する教師が、やりがいを実感できる働き方改革の推進に寄与するとともに、その原動力となる質の高い教師の確保と育成の実現に取り組んで参ります。また、「部活動の地域移行」については、地域、保護者、行政を巻き込んだ取組を進め、教職の魅力を世に示していく所存です。
こうしたことは、中央教育審議会で検討が進められており、全日本中学校長会としても大いに期待するところです。
全日本中学校長会は、全会員の英知を結集して学校経営の充実に努め、副会長会、都道府県校長会との強固な連携を基盤に、国に対する要請等を通じ、諸課題の解決に全力を尽くして参ります。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載