新年おめでとうございます。ここ数年は、コロナの流行、ロシアのウクライナ侵攻、ハマスとイスラエルの戦いと、第二次世界大戦以来の長い平和の時間の中で、よもやこのような事態が現実に起こるとはだれもが全く想像ができなかったでしょう。しかし、日本経済の低迷や加速度的な地球環境の破壊など、望ましくないものも起こりうるということが、現実に目の前で進んでいます。
これらのもたらす困難に対抗するには、やはり新しいものへの挑戦以外ありえません。例えば、データ科学やAI技術の導入は典型的な例ですが、急速に現代社会に取り入れられて成果をあげています。コンピュータ技術は微細と総合のどちらにも、その範囲を広げており、未だとどまるところを知りません。
初等中等段階から社会人のリカレント教育まで、DXを当たり前に遂行できる考え方とスキルを、誰もが身につけられる仕組みを作ることは、新しい社会改革のために必須です。
そのような必要性から、小学校から積み上げる教育を行うことと、同時に、それまでDXに触れる機会の少なかった人たちにも必要な部分を効果的に習得する場を設けることが重要です。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載