GIGAスクール構想の第2期を見据え、1人1台端末の計画的な更新が始まります。今後検討が始まる次期学習指導要領では、デジタル学習基盤を前提したものになると考えられます。ますます多様化する子供たちのニーズを受け止めるとともに、AI時代に対応し、より高次な資質・能力を育むことが求められていくでしょう。こうした新たな学びを拓くためにデジタル学習基盤は欠かせません。
日本教育工学協会(JAET)は、設立から50年以上、教育の情報化を支えてきました。全国各地の研究会、大学研究者や企業・団体と連携しながら、学校情報化認定事業など様々な取組を行っています。
「学校情報化優良校」の認定は2500校を突破しました。学校の情報化の状況を自己評価する「学校情報化チェックリスト」の活用も順調に進んでいます。地域全体への「学校情報化先進地域」の認定も進んでいます。
本年は、50回目の節目となる全国大会を開催します。2024年10月25日と26日に、場所は東京都港区となります。令和の日本型学校教育の構築を目指した最新の授業実践を参観しながら、将来の学校のあるべき姿を、多くの参加者と共に議論したいと考えています。
新しい授業づくりへの挑戦など、デジタル学習基盤を生かした実践知の共有とその普及を行っていきます。
教育家庭新聞 新春特別号 2024年1月1日号掲載