当協会は、情報化社会を念頭に著作権が尊重される社会実現のためには教育こそ重要と考え、学校への出張授業やセミナーの開催等の活動を積極的に行ってきました。
昨年は、当協会と日本行政書士会連合会、国立大学法人山口大学の三者で活動を進めている「著作権教育Eネットワーク」において小学校の中学年および高学年向け著作権学習教材を開発し、当協会のWebサイトで無料公開いたしました。また、あわせて学習動画を公開しております。
また、教育機関での活動として、大学の教職員対象に、研究活動における著作権法上の留意点や、AI創作物の著作権問題について講演しました。さらに大学の講義では「知的財産と警察活動」「インターネット社会と犯罪」「市民生活と著作権」等をテーマに当協会会員のソフトウェア会社やセキュリティ会社の方々と共同で、創作の価値と情報の持つ意味や著作権の重要性を考える講義を実践しました。
さらに、昨年10月には仙台にある東北少年院において、「将来の仕事と著作権について」と題し就労教育指導の一環として、未来の職業と著作権について指導しました。
当協会には複数の大学が加盟していますが、初めて中高一貫校の茗渓学園が入会。2023年は「著作権教育は情報教育」をモットーに幅広く教育活動を進めたいと思います。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載