コロナ禍の収束は未だ見通せない状況ですが、世の中がウィズコロナで動き出したことを背景に、一昨年・昨年と中止や変更を余儀なくされた修学旅行も、今年度は全国的に概ね計画通り実施されています。
コロナ禍の中、修学旅行の価値が問われましたが、その結果、それが単なる「思い出作りの旅」ではなく、何よりも「学びの旅」であることが再認識されるようになったと思います。このことは、新学習指導要領の実施とあわせて、これからの修学旅行を方向づける大きな要因となっています。
とくに、新学習指導要領が求める「探究的な学習」は、学校内だけで完結するものではないため、修学旅行をその実践の場として活用しようという学校が多くなってきました。それだけに、十分に時間をかけて行う「ほんもの体験」や旅行先の人々とのディスカッション、インタビューなどを含む交流機会の設定、体験活動を少人数で効果的に行うためのテーマ別やグループ別といった分散型の活動が今後増えていくことと思われます。
また「探究的な学習」は生徒が設定するテーマが多岐にわたることから、「学びの旅」としての修学旅行も多様化していくことでしょう。
当協会は、今年も、学校や受入地・受入施設としっかり連携し、「学びの旅」としての修学旅行の充実・発展に寄与していきたいと考えています。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載