新年明けましておめでとうございます。
平素より子供たちの健やかな成長を願って活動されておられる皆様に深く感謝を申し上げます。昨年、各学校では、コロナ対策を取りながら、授業や各種行事等の教育活動を継続するために様々な工夫を重ねてこられ、学校関係者の皆様には多大なるご尽力をいただきました。しかし、コロナと季節性インフルエンザの同時流行や子供たちの心のケアも、引き続き重要な課題となっています。課題の解決に向けては、今後も、学校と地域の医療系専門家との組織的連携を一層強化するとともに、家庭・地域社会との連携を深めることが重要であると考えております。
今年度、本会は、新規事業としてアレルギー疾患の調査や「学校における医薬品管理マニュアル」の改訂を進めています。また、地域の感染症リアルタイムサーベイランスである「学校等欠席者・感染症情報システム」では、校務支援システムとの連携事業を進め、より多くの自治体に登録していただけるよう入力作業の簡素化を図るための改修や、感染状況を可視化した「システムマップビュー」を導入するなど、普及・充実を図っております。
本年も我が国の学校保健の向上・発展のために積極的に事業を推進して参ります。皆様にはより一層のご活躍を祈念いたしますとともに、今後とも本会へのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載