全国へき地教育研究連盟は、1952年7月に発足以来、へき地・複式・小規模校の教育充実を図り、もってへき地における教育の振興を目的として活動を推進して参りました。
その中で「へき地」を「僻地」ではなく「碧地」と捉え、地理的、経済的、文化的な諸条件に恵まれない人口過疎の地としてではなく、緑の山、群青色の空、紺碧の海がある豊かな自然に恵まれている「碧地」であり、そこに通う児童・生徒を温かく見守る地域の人々に囲まれた教育の「適地」と考えてきました。
「へき地に教育の原点がある」「へき地にこれからの展望がある」との思いで、それぞれの学校の特性や「へき地性」「小規模性」「複式形態」を生かした実践研究を積み重ねて参りました。
結成72年目となる今年は、『ひょうご五国から発信 令和の日本型教育を先導するへき地教育の可能性』を大会スローガンに、第72回全国へき地教育研究大会兵庫大会を、兵庫県姫路市を全体会の会場として県内7校での授業公開をすべく組織をあげて取り組んで参ります。
本年も、変わらぬご指導、ご支援をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載