依然として新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、学校関係者の皆様におかれましては、感染症対策と教育活動の両立に大変な御尽力をいただいておりますことに心より感謝申し上げます。2022年度の第二次補正予算におきまして学校の感染症対策に必要な予算を確保したところです。最新の知見を含め、本年も引き続き学校の感染症対策支援に取り組んで参ります。
また、複雑化・多様化する個別の現代的健康課題を抱える子供たちに対し、きめ細かな対応が求められる中、学校においてその中心的な役割を担う養護教諭や栄養教諭がより一層専門性を発揮し、きめ細かなサポートができる体制の構築が急務です。このため、職務の明確化を図るとともに、繁忙期等の体制強化、資質能力向上のための研修機会の確保など業務支援に向けた取組を進めて参ります。
昨年は食材費の価格高騰への対応として、学校給食費の値上げ抑制に向けた取組を行ったところです。本年も安全・安心な学校給食が安定的に実施されるよう、引き続き必要な支援を行って参ります。
これに加え、学校給食については、児童生徒の食に関する理解を深めるために、地場産物や有機農産物の活用も推進しているところです。このような取組などを通じ、子供たちに対し、食に関する正しい理解や適切な判断力、望ましい食習慣を身に付けさせるとともに、食に関する個々の健康課題について、家庭との連携を図りながら、個別的な相談指導により課題解決が図られるよう取り組んで参ります。
教育家庭新聞 新春特別号 2023年1月1日号掲載