アンゲリカ・ツァーン/文
レナ・ヘッセ/絵
竹内薫/監修
若松宣子/訳
西村書店
A5判 90頁
2090円
人間のように自ら学習し、失敗からも学ぶことができるAI(人工知能)は日常生活のあらゆる場面で使われている。スマートフォンは、顔認識や、話しかければ電車の時間を教えてくれる(=情報にアクセスする)。どんなAIも人間によってプログラムされ、データや目的の設定が必要となるが、人間が創造的に活動するのを手伝ってくれるものでもある。
まずはAIの仕組みを解説する。おいしいシナモンロールを焼くとき、人間にはレシピが必要だが、これはAIにおける「プログラム」にあたる。コードやアルゴリズムは人間の動作にとって何に該当するのだろう。
インターネットが世界のエネルギー消費の約10%を占めるという事実も見逃せない。クルマの自動運転や、AIの独自ルールの設定の必要性、これからの「仕事」のこと。人間がAIを活用しながらどう生きるのか。
オールカラーのイラストでイメージをつかみながら、易しい言葉で理解を深めることができる。SDGsビジュアルブックシリーズ「地球の未来を考える」第4弾。
教育家庭新聞 教育マルチメディア 2025年4月21日号掲載