森永卓郎/作、林ユミ/絵
講談社
20.7×20.7cm 32頁
1760円
バブルを知らない子供たちに、経済の基礎を解説する絵本。今年1月に逝去した経済アナリストの森永卓郎氏が監修した。
仕事を辞めたペンギンさんは、お世話になっているアニマル村のみんなに、なんでもお手伝いをする「1日クーポン券」をプレゼント。ペンギンさんは腕のいい職人だったので、このクーポン券はとても評判になった。
すると、証券会社に勤めるタヌキさんが「1日クーポン券はあまっていませんか。1000円で買いとりますよ」と言ってクーポン券を集めて、それを3000円で売りはじめた。ペンギンさんの仕事ぶりが伝わると、クーポン券の値段はどんどん上がっていく。やがてクーポン券を売って儲けるために券を買う人たちが現れ、値段はますます上がる。そして、事件が起こる――。
森永氏が子供たちに伝えたいのは「お金が自動的に増えることはない」ということ。投資でお金が増えたように見えるのはバブルが生じているから。バブルは「泡」で、中身はない。「まじめに働いてお金を稼ぐことが、人生でなにより大切」と語る。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2025年2月17日号掲載