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『ふしぎな魔法パズル ルービックの発明物語』ケリー・アラディア/文、カラ・クレイマー/絵、竹内薫/訳

2025年1月7日
BOOK REVIEW

ハンガリーで発明されて50周年

ケリー・アラディア/文
カラ・クレイマー/絵
竹内薫/訳
西村書店
B4変形判 34頁
1980円

立方体パズル「ルービックキューブ」を発明した、エルノー・ルービック氏の物語。ハンガリーの首都ブタペストで暮らすもの静かなエルノー少年は、身の回りにあるさまざまな物に興味しんしん。物の中身を想像して絵を描いてみたり、パズルで遊んだり、自然に親しんだりしながら成長した。美術を学び、建築を勉強し、やがて先生になる。

生徒に3次元の物体について教えるために模型を作りながら考える。「小さなキューブ同士を組み合わせて、それぞれがつながったまま、自由に動かすことができる大きなキューブを作ることはできないかな?」その試行錯誤から、マジックキューブ(のちのルービックキューブ)はどのように誕生したのか。

2024年にはルービクキューブの発明から50周年、エルノー・ルービック氏の80歳の誕生日を迎えた。現在、世界では累計4億5000万個以上が販売され、各国では定期的に大会も開催されている。日本には九谷焼やロボットに変形するルービックキューブもある。本書を手に挑戦してみてはいかが。

西村書店 オンラインショップ

 

教育家庭新聞2025年1月1日号掲載

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