小中学生や教員、保護者が、災害・防災・減災について学ぶための図書をカテゴリ別に記載したブックガイド。基本的な書誌情報と内容紹介を収録。2011年以降に刊行された図書を中心に、児童生徒が自分で災害や防災について学ぶ児童書や絵本が多く選定されており、一部は書影も掲載し分かりやすくした。
カテゴリは大きく「自然災害について」「防災について」「災害に関する読み物」の3つ。「自然災害について」では、地震・津波のしくみ、もしも地震が来たら、火山のしくみ、報道・メディア、写真絵本、等々の項目が並ぶ。また「防災について」は、絵本・あそびでまなぶ防災、防災のためのまちづくり、サバイバル、等々。「防災に関する読み物」では、体験談・ドキュメント・読み物、絵本、さらに、阪神・淡路大震災、東日本大震災で分類している。
2024年1月1日には能登半島地震が発生。日本に住む私たちには、災害を知り、被害を少しでも軽減するための学びが必要不可欠だ。本書で紹介される一冊一冊が、防災教育の一助となる。
教育家庭新聞2025年1月1日号掲載