小学校中学年以上の子供たちに向けて、読書バリアフリーとは何か、りんごの棚について紹介する全3巻シリーズ。
『1 自分にあった読み方ってなんだろう?』では、目が見えない、見えにくい、本が持てない、手に入れにくい等、さまざまな「読み」について考える。日本で2019年に施行された「読書バリアフリー法」、スウェーデン発祥の「りんごの棚」の歴史、「りんごプロジェクト」の活動も紹介。
続巻『2 読みやすい本ってなんだろう?』では大活字本、LLブック、点字の本、布の絵本、DAISY資料や映像資料、多言語資料、電子書籍、読書がしやすくなる道具や図書館サービスなどを取り上げる。
『3 読みやすい本を広めよう!』(1月25日発売予定)では、さまざまなバリアフリー図書を並べた、りんごの棚を実際に作ることを提案。子供たち自らがチャレンジできるよう、小学校の実践事例をもとにした手順、設置後の活動例を紹介。取組を通して、自分らしい読書スタイルやインクルーシブ社会へ、関心を持つきっかけにもなる。
教育家庭新聞2025年1月1日号掲載