(公社)全国学校図書館協議会は「第69回学校読書調査報告」を発表した。例年11月に発表している。全国からサンプル校を抽出し、小学校46校、中学校40校、高校46校を対象に今年6月第1・2週に調査を行った。
毎年調査を継続している「5月1か月間に本を何冊読んだか」という設問で、平均読書冊数について変化がみられた。小学生は前回(2023年)は減少し12.6冊だったが、今年2024年は13.8冊と、過去最高値となった。一方、中学生、高校生は減少し、中学生は4.1冊(前回5.5冊)で1.4冊の減少。高校生は1.7冊(前回1.9冊)。
電子書籍の読書冊数も尋ねている。小学生は平均1.5冊(前回1.0冊)に増加、中学生は平均0.7冊(前回0.9冊)で減少、高校生は平均0.4冊で3年連続で同数。なお電子書籍の読書冊数が0冊の割合は小・中・高校生いずれも上昇している。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年11月18日号掲載