「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」、通称「読書バリアフリー法」が2019年6月に施行され今年で5年が経過した。その間「読書バリアフリー」はどこまで実現したのだろうか。当事者だけでなく、誰もが多様な‘読み’とは何か、具体的にはどのようなアクセシブルな資料があるのか、関心を寄せ、学校現場などでの子供たちの支援にもつなげるために、みんなが「自分事」として捉えることが必要だ。そのための環境づくりに焦点を当て、自治体の計画策定状況、団体、公共図書館、学校図書館、民間企業の取組を紹介する。
●公共図書館と学校図書館の「りんごの棚」 Case1:公共図書館「豊島区立中央図書館(東京都)」
●公共図書館と学校図書館の「りんごの棚」 Case2:小学校「横浜市立幸ケ谷小学校(神奈川県)」
●読書バリアフリー法の施行から5年 「自分事」にする取組のいま – 自治体の計画、団体、企業の取組
<関連サイト紹介>
■文部科学省『障害者等の読書環境の整備(読書バリアフリー)について』
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1421441.htm
■文部科学省『誰もが読書をできる社会を目指して~読書のカタチを選べる「読書バリアフリー法」~(啓発用リーフレット)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_01304.html
■文字・活字文化推進機構による冊子『読書バリアフリーQ&A 誰でも読める環境づくり』
https://www.mojikatsuji.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/dokushoQA.pdf
■『学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム』
「著作権法第37条を遵守し、学校図書館でできること」や、先進的な事例、調査報告などを掲載
https://accessreading.org/conso/
■『ABSC(アクセシブル・ブックス・サポートセンター)』
2023年3月発足。「読書困難者の読書環境整備」と「出版者(出版社)のアクセシビリティへの取り組み支援」を目的としている
■りんごプロジェクト
https://peraichi.com/landing_pages/view/ringoprogectbook/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年10月21日号掲載