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使用済みEPSの有効利用率92%に~断熱・緩衝・軽量・消資源などEPSの特長をゲームで訴求

2024年9月30日

発泡スチロール協会(JEPSA)は7月11日都内で、記者発表会を開催。発泡スチロール(EPS)のリサイクル率について、2023年の使用済みEPSの有効利用率が92.0%だったと発表した。

内訳は、新たな製品などに再利用するマテリアルリサイクル率は51.0%、発電焼却などのエネルギーリカバリー率は41.0%。残りの8.0%は単純焼却・埋め立てなどの未有効利用率だった。

業界では社会全体でプラスチックの循環メカニズムを構築し、生産から廃棄物管理に至るまでのライフサイクル全体での取組を行っており、JEPSAの大久保知彦会長は「使い捨てプラスチックの削減に努めていること、環境に配慮した製品設計とすること、リサイクル及び適正な廃棄物管理に取り組んでいること」を広く発信し、「高いリサイクル率を維持して『資源としての有効利用率の向上』(100%)を目指す」としている。

プラスチックに係る資源環境への対応として、プラスチック業界団体に設置されたワーキンググループによる取組、海洋プラスチック汚染への対応、海外との取組や情報共有などを推進。EPS回収のための設備助成、調査、省エネ法対応への取組など幅広く展開している。

発泡スチロールの、断熱性、緩衝性、軽量性、省資源性、耐久性、リサイクル性、加工性といった特性を周知する取組も積極的に行っている。

スタッキングボックスに挑戦

発泡スチロールの箱を積み上げるスポーツゲーム「スタッキングボックス」を昨年から本格的に展開。8月24、25日に札幌市で開催された「環境広場さっぽろ2024」に出展し、訪れた親子連れなどがチャレンジする姿が見られ、発泡スチロールの軽量性などを楽しく体感した(=写真上)。

とくしま動物園で実施された、お魚贈呈式では保冷された魚をシロクマのポロロにプレゼント

また小・中学校から希望校を募り、芸人のニッチローと共にスタッキングボックス”ハコヅミ”の高さの記録に挑むイベントを9月から開始。10校以上で実施予定だ。

 

教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2024年9月23日号掲載

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